どうも皆さん、バルコニーと申します!!
今回は藤原良房の時代に起こった出来事の1つ
『応天門の変』について触れていきます。
応天門の変の解説を見たい!!
応天門の変の語呂合わせが知りたい!!
そんな方はぜひ参考にしてください!!
(語呂合わせだけを知りたい方は、目次から直接「応天門の変の語呂合わせ」に飛んでください!!)
YouTubeでも覚え方を公開中!!
短い動画だから、予習復習にも便利だよ!!
応天門の変の要点チェック
まずは応天門の変の要点を捕らえておこう!!
・応天門の変は、藤原良房の時代に起こった他氏排斥政策の1つ。
・この事件によって、伴善男は処罰を受け、流罪となる。
もっと詳しく!! 応天門の変
866年、伴善男は源信の失脚をねらい、源信の仕業にするために、応天門に火をつけます。
事件の後、伴善男は「源信が応天門に放火をした」と密告。
しかし、良房が清和天皇に源信の弁護をしたことにより、源信は無罪なります。
源信が無罪になったことで、伴善男に疑いの目が向けられます。
犯人発覚の経路については、いくつか説があるよ。
伴大納言絵詞説
事件が発覚した経緯が「伴大納言絵詞」という絵巻に描かれています。
2人の子どもの喧嘩が、犯人発覚の引き金になるよ!!
子どもが取っ組み合いのケンカをしていました。
1人は伴大納言家の出納係の息子。もう1人は右兵衛府の舎人の息子です。
ケンカの最中に、出納係の親が介入。舎人の息子を蹴り飛ばします。
このことをきっかけに、親同士のケンカへと発展!!
息子が蹴り飛ばされたことに抗議する右兵衛府の舎人。
しかし出納係は
『伴大納言家に仕えている人間だから何をしても許される』
といった態度で謝りもしませんでした。
出納係のほうが裕福だったから、舎人を見下していたんだね。
出納係の態度に、我慢できなかった右兵衛府の舎人はこう言い返します。
『私は大納言の悪事を知っている!! バレたらただでは済まないぞ!!』
応天門が炎上した際、伴大納言が門の階段から降りてくるのを舎人は目撃しているよ。
舎人は往来で、伴大納言が放火の犯人だと暴露。噂が朝廷の耳にまで届き、大納言である伴善男は捕縛。
政界から姿を消すことになりました。
日本三代実録説
伴大納言絵詞とは全く違う経緯で、事件の犯人が発覚するよ!!
ある日、伴善男の息子の伴中庸は、生江恒山に指示を出し、大宅鷹取の娘を殺害します。
これを恨んだ鷹取は、伴善男と伴中庸が応天門放火の真犯人だと申し出るよ。
当然、善男は無実であると否定し続けます。
大宅鷹取の娘が殺害された事件を捜査していた際、生江恒山が容疑者として捕まります。
生江恒山は、拷問の過程で鷹取の娘殺害の件だけでなく、応天門の放火についても自白。
伴中庸が応天門に火をつけたことを打ち明けます。
中庸が捕まったことで、伴善男が放火を命令したことが発覚するよ。
こうして、正式に罪人となった3人は流罪となります。
応天門の変によって、藤原良房はライバルを蹴落とし、出世の道をさらに切り開くことに成功するよ。
応天門の変の語呂合わせ
応天門の変について学習するとき、
他紙排斥された人物を忘れる
年号を覚えきれない
藤原 誰 の時に起こった事件だっけ?
上記のようになる人、いると思います。
そこで年号と要点をまとめて覚えることができる語呂合わせを作ったよ!!
ぜひ活用してね!!
『応天門の変』の語呂合わせは、
放火は無論、完全に犯罪
放火…… 藤原良房&応天門の変
『放』から良房の『房』を連想
放火から応天門の炎上を連想
は無論……866年
は無論
完全に犯罪……伴善男
『全』から『善』を、『犯』から『伴』を連想
上記の語呂合わせを覚えることで
応天門の変の年号と要点を一気に暗記することができますよ!!
終わりの言葉
勉強、お疲れさまでした!!
今回は、応天門の変の語呂合わせと解説を紹介しました。
他氏排斥は、誰が誰に排除されたかをしっかり覚える必要があり、苦手としている人が多い部分でもあります。
だからこそ、しっかりと押さえておくことで、周囲との差をさらに広げることができます!!
引き続き、当ブログでは高校日本史の語句や出来事の簡単な暗記法や語呂合わせを記載していきます。
このブログを見たおかげで問題が解けた!! 暗記が楽になった!!
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効率よく時間をかけずに出来事を暗記したい!!
という方は、ぜひ他のページもご覧になってください!!