どうも、バルコニーです。
このページでは『享保の改革』
について解説していきます。
享保の改革の内容を楽して覚えたい。
と思っている人、いると思います。
このブログでは簡潔で分かりやすい解説に加え、
できるだけ楽に覚えるために、
力づく&無理やり感のない語呂合わせ&覚え方を紹介しています!!
覚え方だけ知りたい人は、目次から直接
『便利な語呂合わせ』へジャンプしてね。
享保の改革
まずは「享保の改革」を
ザックリと見ていこう!!
享保の改革(1716年)
第8代将軍徳川吉宗が行った幕政改革。
前代の7代将軍家継は後継者を残さないまま亡くなってしまいました。
そこで、徳川御三家 紀州藩主であった吉宗が、
8代将軍に就任します。
吉宗は質素倹約を奨励し、
思い切った改革を行うよ。
ザックリ解説
享保の改革の主な内容
徳川吉宗が行った政策はたくさんあるけど、
まずは下記を覚えてしまおう!!
足高の制
当時は、役職ごとに基準となる石高が決められていました。
そのため、有能な人材であっても、石高が足りず力を発揮できない者が多くいました。
特定の業務の才能があっても、家柄や身分という壁のせいで活かせなかったんだね。
そこで足高の制により、在職期間中のみ石高不足分を加算。これにより、家柄が低くても有用な人材を登用できるようになりました。
足高の制
在職期間中のみ石高不足分を加算し、辞職後にもとの石高に戻す制度。
上米の制
上米の制とは、大名たちに石高1万石につき100石の米を納めさせる政策です。
上米の制は、幕府の財政立て直しに一役買った政策だよ。
米を収めることで、大名は江戸に滞在する日数を、1年から半年に減らすことができます。
参勤交代
領地と江戸を1年おきに行き来する行事。
参勤交代の費用と滞在費は全て自分たちで用意しなければならず各藩の大名たちには大きな負担となっていました。
それが半分になるので、大名たちにとっても都合のいい政策でした。
上米の制
各大名に石高1万石につき100石の米を納めさせる代わりに、参勤交代で江戸にいる期間を半年にする政策。
検見法から定免法へ変化
享保の改革では、年貢の税制を検見法から定免法に変えます。
検見法は米の収穫具合で毎年税率を調整する方法です。
検見法は、凶作時に年貢が急減してしまう問題があったよ。
一方の定免法は過去数年間の年貢高を基準にして年貢高を決める方法です。
定免法に変えたことで、税収が比較的安定するようになりました。
検見法から定免法へ変化
検見法
収穫状況を調査し、年貢高を決める方法。
定免法
過去数年間の年貢高を基準にして、収穫状況に関係なく一定の年貢高を決める方法。
相対済まし令と公事方御定書
財政難を解決するために、
徳川吉宗は幕政のスリム化にも努めました。
吉宗は「裁判の簡略化」に着手するよ。
当時、金銭トラブルが激増し、裁判所の業務が逼迫してしまいます。
そこで、金銭貸借関係の訴訟は受け付けない
(貸し借り同士で接解決させる)
相対済し令 を定め、裁判の迅速化を図りました。
相対済まし令
裁判の迅速化を図るため、金銭貸借関係の訴訟は受け付けないとする。
また、公事方御定書を編纂し裁判の基準を定め、裁判の迅速化を図りました。
公事方御定書
裁判の基本となる刑罰法
小石川養生所
徳川吉宗は、医療施設の開設にも着手しました。
小石川養生所では、貧しい病人や身寄りのない病人に薬を与え、無料で治療を行ったよ。
小石川養生所
貧しい病人や身寄りのない病人に
無料で治療を行っていた医療施設。
享保の改革の語呂合わせ
享保の改革は覚えることがとっても多い日本史の鬼門です。
やったことが多いし、徳川姓は沢山いるし……
そこで、享保の改革の内容を楽に覚えることができる語呂合わせを考えました。
語呂合わせを活用して享保の改革を覚えよう。
享保の改革の年号の語呂合わせ
享保の改革の年号の語呂合わせは
協力してね 柔軟な異論 募集中
協力……享保の改革
「協」から「享保の改革」を連想
柔軟な異論……1716年
「柔軟」から「17」を連想
「異論」から「16」を連想
享保の改革の内容の語呂合わせ
享保の改革の内容を楽して
語呂合わせで覚えよう。
享保の改革の内容の語呂合わせは
胸の高まり 上げて愛して恋する 片思い
胸……徳川吉宗&享保の改革
「胸」から「吉宗」と「享保」を連想
(胸は「胸」とも読める)
高まり……足高の制
「高まり」から「足高の制」を連想
上げて……上げ米の制
「上げて」から「上米の制」を連想
て……定免法
「て」から「定免法」を連想
(定は「定」とも読める)
愛して……相対済まし令
「愛して」から「相対済まし令」を連想
恋する……小石川養生所
「恋する」から「小石川養生所」を連想
片思い……公事方御定書
「片思い」から「公事方御定書」を連想
この語呂合わせを覚えることで、享保の改革の
内容を楽に覚えることができますよ。
「享保の改革」の後に出てくる「田沼の政治」
「寛政の改革」「天保の改革」内容を入れ替えて出題されがちだよ。
「田沼の政治」「寛政の改革」「天保の改革」は
下記の記事に覚え方を掲載しています。
アウトプット!!
享保の改革の内容の語呂合わせ
「享保の改革の内容の語呂合わせ」を
ここでアウトプットしていこう!!
享保の改革の年号の語呂合わせ
協力してね 柔軟な異論 募集中
「協力」から「①」を連想
「柔軟な異論」から「②」を連想
享保の改革の内容の語呂合わせ
胸の高まり 上げて愛して恋する 片思い
「胸」から「①」と「②」を連想
「高まり」から「③」を連想
「上げて」から「④」を連想
「愛して」から「⑤」を連想
「恋する」から「⑥」を連想
「片思い」から「⑦」を連想
最初はすぐに思い出せなくても大丈夫!!
繰り返したら絶対に覚えることができるよ!!
①享保の改革 ②1716年
①徳川吉宗 ②享保の改革 ③足高の制
④上米の制 ⑤相対済まし令
⑥小石川養成所 ⑦公事方御定書
「この語呂合わせ使える!!」と思った人は、
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確認問題!! 享保の改革
確認問題で「享保の改革」を
しっかり定着させましょう。
紹介した「享保の改革の内容の語呂合わせ」
を活用してね。
ちょっと難しい問題もありますが、
頑張ってください!!
各数字に入る言葉を答えてね。
8代将軍①が、②の改革を行った。
財政状況の改善のため、大名に1万石につき100石の米を幕府へ出させる③を出す。
家格にこだわらず有能な人材を多く登用
するために④を定め、合理的な司法判断
のために⑤を定めた。
裁判の迅速化を図るため、金銭貸借関係の訴訟は受け付けない⑥や、貧しい病人に
無料で治療を行っていた医療施設⑦を開設した。
わからなくても大丈夫!!
「弱点を洗い出せた」と前向きにとらえよう!!
①徳川吉宗 ②享保の改革 ③上米の制
④足高の制 ⑤公事方御定書
⑥相対済まし令 ⑦小石川養成所
まとめ 享保の改革
勉強、お疲れさまでした!!
今回は『享保の改革』
について見ていきました。
享保の改革の年号の語呂合わせ
協力してね 柔軟な異論 募集中
享保の改革の内容の語呂合わせ
胸の高まり 上げて愛して恋する 片思い
今回紹介した
「享保の改革の語呂合わせ」
を上手く活用してね!!
当ブログでは高校日本史の語句や出来事の簡単な暗記法や語呂合わせをたくさん記載しています。
このブログを見たおかげで問題が解けた!!
暗記が楽になった!!
といった感想を持っていただけると嬉しいよ!!